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微笑みを隠すドレープと首筋をなぞる存在感 ~スタイルを彩るスカーフ~

  • web7455
  • 2 日前
  • 読了時間: 4分

更新日:1 日前




スーツやジャケットを着るとき、「今日はネクタイを締めようか、外してしまおうか」と考えることがあります。

コーディネートにきちんと感を持たせたいけれど、あまり堅苦しくしたくない。


そんなとき、スカーフやネッカチーフを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

タイドアップよりもずっと自由で、でもTシャツ一枚よりも少し気持ちが整う。

そのちょうどいい塩梅が、スーツやジャケットを“自分らしく着る”ということにつながっていく気がしています。



南仏を感じる佇まい [結び方は固結びをして入れるだけけ。シンプルな装いにひと巻きするだけで、どこか穏やかで親しみのある印象に。ブルー系で色をまとめることで潮風を感じる爽やかなフレンチルックに。]
南仏を感じる佇まい [結び方は固結びをして入れるだけけ。シンプルな装いにひと巻きするだけで、どこか穏やかで親しみのある印象に。ブルー系で色をまとめることで潮風を感じる爽やかなフレンチルックに。]





土とみずみずしい果実の香り[所謂差し色のコーディネート。一見やりすぎ?と思う色味でも意外といけちゃうのもスカーフの良さです。控えめな柄をチョイスすると馴染みやすくなります。]
土とみずみずしい果実の香り[所謂差し色のコーディネート。一見やりすぎ?と思う色味でも意外といけちゃうのもスカーフの良さです。控えめな柄をチョイスすると馴染みやすくなります。]



静かな主張、さりげない華ぎ[主張の強い柄はシャツの中に入れてさりげなく見せるのがポイント。無地のアイテムで構成してあげるとまとまりやすくなります。]
静かな主張、さりげない華ぎ[主張の強い柄はシャツの中に入れてさりげなく見せるのがポイント。無地のアイテムで構成してあげるとまとまりやすくなります。]


街に馴染むフレンチシックな装い[全体のトーンを抑えることでモードな印象に。スカーフは中に入れずに、あえて外に垂らすことで立体的な装いになります。]
街に馴染むフレンチシックな装い[全体のトーンを抑えることでモードな印象に。スカーフは中に入れずに、あえて外に垂らすことで立体的な装いになります。]

スーツやジャケットにはどうしても、きっちりとしたイメージがつきまといます。

首元にスカーフやネッカチーフが覗くだけで、スーツは堅くかしこまった印象から、柔らかい印象に。肩の力を少し抜いたような、でもどこか凛とした佇まいが生まれます。



休日の装いも華やかに〜カジュアル編〜


普段のコーディネートが物足りなく感じたり、ちょっとしたアクセントが欲しい時にもスカーフは良い雰囲気を醸し出してくれます。



心地よい不協和音を奏でる[ミリタリージャケットのラギットな雰囲気もアンニュイな印象のスカーフを巻けば柔らかい印象に。無地の面積が多いスカーフをチョイスすればカモフラ柄とも喧嘩せずにまとまります。]
心地よい不協和音を奏でる[ミリタリージャケットのラギットな雰囲気もアンニュイな印象のスカーフを巻けば柔らかい印象に。無地の面積が多いスカーフをチョイスすればカモフラ柄とも喧嘩せずにまとまります。]



都会とジャングルの喧騒[ラギットなアイテムを組み合わせたコーディネートでは、モノトーン系のアイテム+色を合わせでグッとコーディネートが引き締まります。]
都会とジャングルの喧騒[ラギットなアイテムを組み合わせたコーディネートでは、モノトーン系のアイテム+色を合わせでグッとコーディネートが引き締まります。]

このようにラギットなアイテムはフェミニンな雰囲気のものを合わせると中和して柔らかく、バンダナなどのコテっとしたアイテムと合わせるとよりラギットでとっぽい印象になります。


なんとなく飽きて着なくなっていた服も、首元にひと工夫加えるだけで、新しい表情でまた楽しめると思います。


たった一枚の布で、服の見え方も、気分も変わる。

そんなふうにして、手持ちの洋服を長く大切に着るきっかけになるのも、スカーフの魅力のひとつではないでしょうか。




スカーフ・ネッカチーフのサイズと素材の話

スカーフといっても、サイズや形はいろいろ。首に巻いたり、垂らしたり、バッグに結んだり、その日の気分で自由に選べるのがいいところです。

名称

サイズの目安

おすすめの使い方

ネッカチーフ

約45×45cm

首元に軽く巻いて、抜け感を出したい日に

小さめスカーフ

約65×65cm

シャツの下に忍ばせたり、バッグに結んだり

大判スカーフ

約90×90cm

首元に巻いて垂らしたり、肩にふわっとかけたり

ロングスカーフ

幅30〜40cm×長さ120〜180cm

コートの上からかけたり、ポケットに忍ばせて垂らしても

素材はシルク、リネン、コットン、ウールなど。

春夏はさらりとした軽さと爽やかな色味、秋冬はふくらみのある風合いとあたたかい色味で。

季節にあわせて、服の素材と色のバランスを考えながらコーディネートする楽しみがあります。



スカーフはほんの小さなアイテムではありますが、「ちょっとだけ変えてみたい」そんな日には、ぜひ首元にひとつ添えてみてください。きっと新しい自分に出会えると思います。


オーダースーツでも、サイズやシルエットの細かな仕様によって、装いの印象ががらりと変わることがあります。スカーフもまた、そうした“わずかな工夫”のひとつです。


そんな小さな変化を通して、いつもと少しだけ印象の違うスーツを、一緒に創り上げるお手伝いができれば嬉しく思います。





脇山 晃樹 1998年、東京都出身。バンタンデザイン研究所ファッション学部を卒業後、大手紳士服メーカーのオーダー部門で7年間勤務。現在はDrapper Hopeでフィッターとして活動。
脇山 晃樹 1998年、東京都出身。バンタンデザイン研究所ファッション学部を卒業後、大手紳士服メーカーのオーダー部門で7年間勤務。現在はDrapper Hopeでフィッターとして活動。























三鹿兼由 1993年、神奈川県出身。19歳で友人に誘われスーツの道に。オーダースーツ業界は10年以上。モデルやアーティスト、俳優のスタイリングも経験があり、色や柄の合わせ方、フォーマルシーンからカジュアルまで幅広いスタイリングが得意。
三鹿兼由 1993年、神奈川県出身。19歳で友人に誘われスーツの道に。オーダースーツ業界は10年以上。モデルやアーティスト、俳優のスタイリングも経験があり、色や柄の合わせ方、フォーマルシーンからカジュアルまで幅広いスタイリングが得意。

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