top of page

なぜ、日本でスーツを仕立てるのか

  • 6 日前
  • 読了時間: 3分
店舗内でリラックスした表情のフィッター4名


世界には、優れたテーラーが数多くあります。

長い歴史を持つイギリスのテーラリング。

柔らかさや色気を感じさせる、イタリアの服作り。

日本で作られているスーツも、そうした海外の文化や技術から多くを学び、発展してきました。

テーラリングは、日本で生まれた文化ではありません。

だからこそ私たちは、その歴史に敬意を払いながら、今の日本で、どのような一着を作るべきかを考え続けています。


Drapper Hopeでは、「日本製だから価値がある」とは考えていません。

どこで作られたかだけではなく、誰のために、どのように作られたか。

そして、完成したあとにどれだけ長く着てもらえるか。

私たちは、そこに服の価値があると考えています。

すでに良いスーツを何着も持っているお客様も、数多く来店されます。

その方々が求めているのは、単に新しいスーツを増やすことではありません。

仕事や暮らしに自然に馴染み、着るほどに自分のものになっていく一着です。


接客シーン

私たちは、採寸を始める前に、お客様と話をします。

どのような仕事をしているのか。

どんな場面で着るのか。

普段はどのような服を選ぶのか。

スーツを着たときに、どのように見られたいのか。

体型を測るだけでは、その人に合う服を作ることはできません。

人によって、心地良いと感じるゆとりも、好みの見え方も違います。

同じ寸法であっても、その人の暮らし方によって、必要な一着は変わります。

だからこそ、私たちは採寸と同じくらい、会話を大切にしています。


パタンナーの大先輩をお呼びして、型紙の勉強会。常に着心地の追求を。
テーラーの大先輩の勉強会。常に着心地の追求を。

スーツ作りは、完成した瞬間だけをきれいに見せるためのものではありません。

数年後も無理なく着ることができ、必要であれば修理や調整をしながら、長く付き合っていけること。それが、私たちの考える良い服です。

たくさんの服を短い期間で消費するのではなく、必要なものを選び、時間をかけて自分のものにしていく。

それは、今の時代だからこそ、改めて大切にしたい服との向き合い方でもあります。

日本のものづくりというと、細かな技術や正確さが語られることが多くあります。

もちろん、それらも大切です。

しかし私たちは、技術だけではなく、完成するまで丁寧に向き合う姿勢も、日本の服作りが持つ良さの一つだと考えています。


Drapper Hopeが目指しているのは、目立つためだけのスーツではありません。

その人らしさを失わず、仕事や日常の中で自然に着られる一着です。

着る人を別人に見せるのではなく、その人が本来持っている魅力を、少しだけ引き立てる。

そのような服を作りたいと考えています。

仕立てた直後だけでなく、五年後、十年後にも袖を通していただけること。

そして、その一着を作った時間まで含めて、良い記憶として残っていくこと。

それが、私たちが日本でスーツを仕立て続ける理由です。


フィッター全員で補正や仕上がりについて検討しているシーン



 
 
 
LINE_ALBUM_220604_0.jpg
logo-gray.png

〒107-0062 

Tel  03-6721-1789

© Drapper Hope  All rights reserved.

    • Instagram
    • Line
    • Youtube

    東京都港区南青山4-9-30  三恵ビル1F

    Open 11:00-19:00  Closed Monday

    bottom of page