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考え方が変わるタックパンツの魅力とは…



皆さんこんにちは、Drapper Hope TAILORING三鹿(サンカ)です。

皆さんが日頃から穿いているパンツ。

「穿いていて窮屈に感じるな...」

「座ると腰回りがきついな...」

「歩きづらいな...」

と感じたこと、一度はありますよね?


今回はリール動画でも上げた、『タック』について書こうと思います。



ビジネスシーンにおいて欠かせないスーツ。



ノータックのテーパードパンツが人気を誇っています。


綺麗にみせてくれるテーパードパンツは皆さんも一度は穿いた事があると思います。


そもそもタックパンツとは何か…?


タックパンツとは、パンツの腰回りにゆとりを持たせる為、生地を織り込んだヒダの事です。


織り込むヒダが1本も入ってない物をノータックと言い、ヒダが1本の場合をワンタック、2本の場合をツータックと言います。


実際は、ヒダが1本も入っていないノータックを穿いている方がほとんどだと思います。


タックが生まれたのは今から約103年程前の1920年頃になります。

イギリスのオックスフォード大学の学生の間で、オックスフォード・バッグスと言うワイドパンツが大流行したのが始まりです。

ヒップからパンツの裾口まで太く作られたオックスフォード・バッグスには1本もしくは2本のタックが入っていて、ワイドでゆったりとしたシルエットは腰回りを綺麗に魅せてくれる事から、その後も様々なパンツに取り入れられています。


日本では1980~1990年代にかけて、イタリアンブームがありましたが、そのときに流行しました。



従来のスッキリとした腰回りよりも、タックを入れたゆったりとした余裕のあるシルエットが大人な色気がある事から流行したと言われています。




またタックには、ヒダが外に向いている「アウトタック」とヒダが内側に向いている「インタック」(別名:リバースプリーツ)とがあります。

インタックはクラシカルでカチっとしたイメージを持たれ、アウトタックはインタックに比べてカジュアルな印象を与えます。

アウトタックは腰回りをゆったりと見せる効果があるのに対してインタックはスッキリと見せる効果がある為にそのように言われるのでしょう。


写真は(左)インタックと(右)アウトタック違いになります。




お客様から

「タックはおじさん臭い」

「パンツのシルエットが太いイメージ」

「履いた事がないからチャレンジしにくい」

とよく言われます。

実際、私も細身のスーツを着ていた時には、『タック』に対して同じ印象を持っていました。

しかしノータックのパンツを穿いている時に、常に気になっていた事がありました。


それは

「座ると腰回りがきつい…」



という事でした。



座ると腰回りに圧迫感を感じ、すぐにシワが入ってしまっていました。

それは、座ったり立ったりが多い私達からすると、とてもネガティブなポイントです。

先輩に相談したところ「2タックにしたらいいよ」と教えてもらい、パンツを2タックに変えてみました。

すると、座りやすく動きやすい、多少ゆとりを入れて仕立てるパンツは、以前よりもパンツのラインは綺麗になり、穿き着心地はとても良く感動した事を今でも覚えています。


今では、2タックのパンツしか穿けないです。

決して、ノータックが良くない、ワンタックやツータックが良いという訳ではありません。

勿論、そこには好みというものもあります。

着ていく場所や、会う方によってはノータックの方が適している場面も存在します。

Drapper Hope TAILORINGのお客様は、1~2タックでお仕立てする事が多いです。



私達が思う、お客様がタックへする事の懸念点は2つ

「シルエット」

「穿いた事がない」

この2点です。

Drapper Hope TAILORINGではオーダーメイドになるので1~2タックにしてもシルエットは変える事ができます。


また、ご用意している着用サンプルが2タックパンツなので穿いた際の見え方をご確認いただけます。

パンツをあまり細くしすぎる事はお勧めしていません。

なぜなら細くしてしまう事でシワが入ってしまったり、パンツのラインが歪んでしまうと綺麗ではないからです。

適度なゆとりを入れながらスタイリッシュに魅せる事はDrapper Hope TAILORINGが最も得意としています。

どんな場面で穿くのか、体型、姿勢などをしっかり考慮して、オーダーで仕立てるパンツは今のビジネスシーンを快適にするマストな手段だと考えます。

Drapper Hope TAILORINGパンツ単品の受注も承っておりますので、お気軽にご相談下さい。

三鹿、日々奮闘しています。


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