皆さんこんにちは、南青山のオーダースーツ店 Drapper Hope TAILORING のブログをいつもご覧いただき、ありがとうございます。
Drapper HopeではLoro Piana(ロロピアーナ)、DORMEUIL(ドーメル)、FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)、Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)、DRAPERS(ドラッパーズ)、Maison Hellard(メイソン エラール)などの高級インポート生地を数多く取り揃えています。
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今日はリール動画でも説明のあった撫肩について説明していきます。
皆さんは、自分の肩の形を知っていますか?
スーツをオーダーする上で意外と重要なのが、スーツの肩の傾斜です。
パターンオーダーやセミオーダーでは、ゲージ(着用サンプル)と言われるものがあります。
ブランド独自のオリジナルのゲージや、元々工場が持っているゲージ(マスターパターン)を使ってお客様の採寸と着合わせをして採寸をしていきます。
実際に来店されたお客様は他のブランドさんやテーラー仕立てていた方が多く、その着用スーツを着て来てくださる事があります。
いきなりどんなスーツを作りたいかではなく、まずは着ているスーツの気になっている所や着用スーツをお持ちなのであれば何処を改善出来るかをヒアリングしていくと良いと考えています。
オーダーをした事がある人と、した事がない人、ほとんどの方が今着ているスーツに対して何かしらの不満点があるからです。
例えば、よく言われるのは。
「腕を動かしずらい」
「パンツが座った時にキツく感じる」
「腕やウエスト周りのシワが気になる」
私が今まで対応したお客様で意外と見落としがちなのが、撫肩と襟抜けです。
こちらも気になる方はチェックしてみてください。
撫肩は首から肩先までの傾斜が30°以上ある方を撫肩と言っていますが、欧米人に比べて和装文化だった日本人は小柄で、撫肩、前肩の人が多いです。
Drapper Hopeに来店されたお客様のほとんどが撫肩の方でした。
撫で肩の人はどんな現象が起きるのか。
「襟抜け」
首周りから肩先までの傾斜が強い為、スーツの襟がずり落ちてしまい襟が抜けてしまう現象
「脇下(アームホール下)のつっかえ」
通常の人より肩が下がっている為、スーツの脇下(アームホール下)につっかえてしまいキツくなってしまう現象
撫肩が原因で写真のように襟が抜けてしまっている方や脇下がキツいと感じている方は多いと思います。
私が対応したお客様でも他の店舗で仕立てる際、撫肩や襟抜けの事は言われなかったと言っていたくらいです。
スーツの体型補正は自分達が取り扱っているスーツの型紙とお客様の体型が合っているのかをしっかり見ることが出来ないと的確な補正内容は入れる事が出来ません。
Drapper Hopeの着用ゲージ(ハイライン)はあらかじめ腕を前へ振っていたりと撫肩の方でも、あらかじめ収まりが良いように仕立てています。
採寸と仕上がり寸法、体型補正はスーツを作る上でどれをとっても重要なポイントです。
日々私達も勉強をして毎日少しずつですが、もっと着やすいスーツを届けられるように頑張っています。
Drapper Hopeの公式Instagramではたくさんのリール動画やコーディネートの写真を投稿しています。
まずはどんなスーツにしようか探してみるところから始めてみるのも良いかもしれません。
「こんな事を知りたい」「こんな動画をやってほしい」「この疑問を解決したい」などありましたらお気軽にご連絡ください。
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