皆さんこんにちは、南青山のオーダースーツ店 Drapper Hopeのブログをいつもご覧いただき、ありがとうございます。
Drapper HopeではLoro Piana(ロロピアーナ)、DORMEUIL(ドーメル)、FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)、Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)、DRAPERS(ドラッパーズ)、Maison Hellard(メイソン エラール)などの高級インポート生地を数多く取り揃えています。
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夏に欠かせない素材「シアサッカー」の魅力について話そうと思います。
「シアサッカー」と言う、凹凸のある生地をご存知ですか?
18世紀からインドで織られていたとされる「シアサッカー」、元々はシルク素材で服を織っていましたが、インドがイギリスの植民地になり、大量生産の出来る綿花に変わった事がきっかけで出来たそうです。
「シアサッカー」の語源はペルシャ語で「ミルクと砂糖」を意味する「シーロシャカー」から来ています。
それが徐々に変わっていき「しぼ」や「縮れ」を意味する「シアサッカー」に変わりました。
日本では「しじま織」や「しじら織」と言われています。
生地の表面に凹凸があることで、肌への接着面積を少なくなり、清涼感とドライタッチを得ることができます。
とても軽く、そこまでシワにならないのでアイロンをかけなくても着用出来ます。
なんともユーザー思いの生地ですね…
「シアサッカー」が一般の方に注目を浴び始めたのは、今から100年ほど前になります。
1920年に某有名なアメリカのメーカーが「シアサッカー」を取り入れた事がきっかけです。
第一次世界大戦後で、アメリカが「黄金の20年代」と呼ばれていた頃です。
「シアサッカー」が「スーツ」に取り入れられたのは、その少し後の1935年くらいからと言われています。
夜ごと繰り広げられるパーティーシーンを含め、暑い夏でもジャケット着用がドレスコードだったアメリカで、「シアサッカー」はとても重宝されたと言います。
手入れは楽で、軽く、涼しい生地はアメリカで多くの人に受け入れられ、今も夏のワードローブの主役の座を守り続けています。
カジュアル向きな生地なだけに、ビジネスシーンにはなかなか着用は難しいと思いますが、コロナが落ち着いた事でカジュアル思考が強くなって来た今だからこそ、シーンを選んで着用する事が出来ると思います。
夏に季節ものを羽織る粋な漢になりたいものです...
今回のリール動画ではカジュアルな部分と、タイドアップをしたドレスカジュアルなコーディネートを紹介しています。
1枚目は白いポロシャツに白のスニーカーでスポーティーな印象に。
ボタンは一つ外し、襟はジャケットから出すと垢抜けて小慣れた雰囲気になります。
2枚目の写真はタイドアップしたオフィスカジュアルとして使えるスタイルです。
白いワイシャツはよりかっちりとした雰囲気で着用できます。
合わせるネクタイによっても雰囲気を変えられるので、その時の気分でコーディネートするのも楽しいと思います。
その他にも、普段であればジーンズや白Tシャツ、チノパンなどと合わせても相性抜群です。
夏の光が、その凹凸がる素材をより涼しげに見せてくれます。
1着持っておくだけで、今のスタイルに変化を与えてくれます!
今回のご紹介している「シアサッカー」は綿ではなく、ポリエステル100%の素材になります。
Drapper Hopeではポリの物からウール、綿、エラスチン混合の「シアサッカー」をご用意しています。
ポリ100%
【セットアップ】
【ジャケット】
ウール100%
【セットアップ】
【ジャケット】
綿98% エラスチン2%
【セットアップ】
【ジャケット】
夏にサラッと羽織れる、涼しい、ストレッチ性能がきいた「シアサッカー」はヘビロテ間違いなしです。
一緒に最強のワードローブを探しましょう!
Drapper Hopeの公式Instagramではたくさんのリール動画やコーディネートの写真を投稿しています。
まずはどんなスーツにしようか探してみるところから始めてみるのも良いかもしれません。
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